母方の祖母は1917年生まれ(大正6年)ということで
まもなく(12月に)103歳になります。
この4,5年は療養病床に入所し
経鼻チューブから栄養を取り、ベットの上で穏やかに過ごしてます。

以前の記事にも書きましたように
祖母は、大正の女として家を守り一男四女をもうけ( 長男はこの4月
70代で、亡くなりました。長女、次女の夫も80を前にて逝去。
昭和の男は80の壁があるのでしょうか。。)
和裁を生業(なりわい)としながら賃貸住宅経営も手掛け
料理も多彩にこなす、尊敬できる働き者でした。
( 祖母の紹介はこちらたまごセの生い立ちについて )
現在祖母は、会話もできず こちらの問いかけに対しても分かっているのか
どうか 反応はほとんどありません。
数年前までは、問いかけると うなずいたりしていたのですが。。。

病院に入院しているので毎月コストがかかります。
月に約14万円と母親から聞いております。

年間168万円( 14万×12か月 )
5年間で840万円( 168万円×5年 )
長生きするのもお金ですかね。。。

海外では尊厳死が認められている国もありますが、
日本ではなかなか積極的には取り組めない法律の壁がありますね。
(尊厳死についてはこちらの記事をご参照ください尊厳死先進国 オランダ)

しゃべることができないor 問いかけても反応がない場合
本人の気持ちを汲み取ることは不可能です。
果たして祖母は、今どんな気持ちでベットにいるのでしょうか。
しかし、2018年の初頭
そんな祖母からメッセージをもらった気がした時がありました。
当時まだ、父親が存命で久しぶりに家族そろって
正月に実家を訪ねることとなっていたのですが、(家族全員そろって正月に実家に行くのは おそらく11年ぶり?)
実は、あまり気がすすみませんでした。
実家を訪ねる前に祖母の病院に出向いたのですが、
その後、しばらくして祖母は容体が悪化して危ない状況になったと
後から聞きました。

気のせいかもしれませんが、実家を訪ねる前 祖母に会ったとき
「 実家にがんばって行きなさい。 」
と念をいただいたよな感じがしました。
結果として、家族そろって実家に行ってよかったと思いました。
なぜなら、その後2月2日 父親が急逝したからです。

スマホで孫娘2人と父親で写真を撮ったのが良い思い出となりました。
父親はその画像の中で久しぶりに良い笑顔で写っておりました。
ここ数年は、父親は病に苦しみ 苦悩の表情しか わたくしの脳裏に
思い浮かばなかったのですが、
最後に良い笑顔が見られて本当に良かったと思います。
祖母は、その時 全身全霊でわたくしに念を送り
パワーを使い果たしたために、その後 容体が急変したと解釈
しております。
寝たきりでも 生きている役割が あるのでは?と
感じた出来事でした。
