毎日のように車を運転していると、ヒヤリとすることは結構あります。
死角から歩行者が飛び出してきた。
自転車が急に進路を変えた。
子どもが飛び出してきた。
等々。。。
実は、私昨年 交通事故加害者となりました。
状況を説明いたします。
平日の午後明るい時間帯に、コインパーキングに止めていた車を
公道に出ようとパーキング内を徐行しながら進み
歩道をまたいで公道に出ようとした瞬間。。。
左手に設置されていた缶ジュースの自動販売機の陰から突然。。
自転車が出てきて!!
左バンパーに接触して自転車が道路側に倒れてしまったのです(転倒)
直ぐに車を止めて倒れた方の方へ歩み寄り、倒れた自転車を起こし
倒れた方(女性30代くらい)へ声を掛け、状態を確認。。
幸い女性は自力で起き上がり、大きなけがや自転車の損傷も確認されませんでした。
念のため「病院に行って診てもらいましょう」と何回かお願いしたのですが、
「大丈夫です。」の一点張りで、その場を立ち去ろうとするので、
何かあったらこちらに連絡してくださいと自分の名刺を渡し、女性はその場を
離れていきました。。。
自分は仕事中であったので、この件を会社に直ぐに報告したところ。。
最寄りの警察署に行ってこの件を直ぐに報告してください!
との指示を受けたので、よく分からないまま。。近くの警察署に赴き
ことの詳細を事細かに説明。警官に車の状態
(大きな損傷はないが自転車に接触した感じの
僅かなタイヤ痕。。)も確認してもらい、
一通り調書が完成したところで、
後日、被害者立会いの下 現場検証をするので自転車の女性と連絡を取って
日程をすり合わせて警察署の担当者に連絡してくれとのこと。
今のところ、自転車の女性からの被害届は出てないとの事。。
もし、加害者(私)の届け出より前に被害者(自転車の女性)から届けがあれば 「ひき逃げ」となることを後で知りました(怖)・・・会社に感謝(有難)
仕事の為に車を運転して「ひき逃げ」を起こしてしまっては全く意味ないですよね。。。
お金を稼ぐために仕事で車を運転して 交通刑務所行きでは。。
その晩、被害者(自転車の女性)から・・・
自分の携帯に着信がありました。(名刺には、会社と会社の携帯の番号が記載)
被害者女性
是非とも受診していただき、自転車修理の見積もりも取ってもらって構わないことを
丁寧に告げて。。
聞いてなかった女性のお名前、住所、連絡先を聞き出し
警察に届け出をした旨を告げて、現場検証の日程をすり合わせました。
損害保険会社の保険を使って医療機関の受診や、自転車の修理
をするには事故証明が必要です。
この連絡を受けて私は直ぐに上司に連絡し、内容説明をしたところ
上司がこの被害者の女性に謝罪の電話をし、翌日どこの整形外科を受診するのかを
聞き出しました。
翌日、私共がとった行動は、
責任者と私二人で、受診予定の整形外科に張り込み
この被害者女性が受診を終えて、出てくるところを待ち伏せ。。
午前中のお昼近くまで(寒い中、1時間ぐらいでしょうか)外で
張り込んでいたところに、その被害者女性が受診を終えて
出てきました。。
責任者と私は女性に昨日の出来事を謝罪し、菓子折りを受け取っていただきました。
被害者女性も「こちらも ボーっとしていたので。。」とのお言葉。
保険会社と上司が昨晩 迅速に手配してくれたおかげで
被害者女性は窓口で自己負担を払うことなく受診できたことも確認出来て
そこで大きなわだかまりもなく(?)お別れすることになりました。
その後、
事故の実況見分を警察の立会いの下 被害者女性と私が事故現場に赴き
実施。20分ぐらい事故の再現などを調書にとりました。
実況見分の最後に、警察の方が被害者女性にこう聞きました。
加害者を訴えますか?
なんということを聞くのだろう。。と思いましたが、女性は即座に
と答えてくださり。実況見分は終了となりました。
その後、約2か月にわたり
整形外科受診4回、自転車の修理、示談金約3万円を保険会社が被害者女性に支払い
この事故は静かに幕を閉じました。
最後に、この事故で学んだことをまとめます。
①まず、被害者の怪我+被害状況を正確に把握し必要に応じて病院受診を促す。
②自分の連絡先を伝え、相手の連絡先を聞き出す。
③業務中の事故ならば会社に直ぐに連絡を入れて指示を仰ぐ。
④損害保険会社への連絡(会社から入れるのか自分から入れるのか)
<注意>もし、被害者が「大丈夫です」と言って立ち去ってしまっても最寄りの警察署に直ぐに届け出をしましょう!(可及的速やかに!ここが最も重要!!)
もし、加害者(私)の届け出より前に被害者(女性)から届けがあれば「ひき逃げ」です!!
事故現場に怪我をした者がいなければ、事故現場に警察を呼んでも何時間も待たされてなかなか来ない話を聞いたことがあります。怪我人がいなければ最寄りの警察署に自ら赴くのがベストですね。
最後にもう一言
交通事故被害者の怪我や気持ちは 夜に変わる?!