===今日のバックグラウンドMUSICは、カナディアン プログレッシブの雄 RUSH “ Red Barchetta ”がかかっている中 執筆して おります by Sony HDD Audio Player System HAP-S1===
本日は2022年3月2日水曜日です。都内は晴れで予想最高気温13度。昨日は春を感じさせる気温でしたが、今日は少しリバウンド。花粉症の方は薬が手放せない季節のようですね。わたくしも ひどくはないのですが時折かゆみや鼻の不快感があるので今日は酷いかな?と感じるときは抗アレルギー薬のお世話になることがあります。*スイッチOTCの“ アレグラ ”を長年愛用しているのですが、最近は そのジェネリックの“ アレルビ ”という製品が出てきてかなり安く提供されているようでそちらにシフトしております。楽天市場やamazonで手配できますので便利です。
スイッチOTCの“ アレグラ ”を使っていたと表現しましたが、正確に言うと近年は個人輸入代行でシンガポールからその後発品(ジェネリック)の製品を愛用しており現在も手元に少し在庫があります。効果には問題がなかったのですが、海外の容量は日本の容量の倍であることが多く 海外から入手した錠剤を都度半分に割って服用するという手間がありました。錠剤を半分に割る小さな器具がサービスで添付されていたので簡単に錠剤を半分に割ることができて不便ではなかったのですが、日本で更に安く それもネットで手配できる対抗品“ アレルビ ”の登場でその役割を終えた感じです。
薬の進化で抗アレルギー薬。格段に進歩しましたね。昔の抗アレルギー薬は服用すると症状は良くなるのですが、とにかく眠くなり 頭がボーっとして車の運転や機械操作などが禁じられていました。過敏になったアレルギー反応を抑えるために仕方なかったのですね。アレルギー反応を鈍感にさせたトレードオフで副反応が眠気として現れるという。。抗アレルギー薬のマーケット(患者数)は膨大ということもあり、製薬メーカーがしのぎを削り より副反応が出ずらい効果の高い薬の開発に力を注ぎ続けた結果~2022年現在ほとんど眠くならずにアレルギー症状を抑え込める薬が1日1回や2回の服用で実現できるようになりましたね。その陰には製薬メーカーの膨大な研究時間とお金が費やされております。新薬の開発から上市迄には通常10年から20年、金額にして数十億から数百億のお金が必要と言われております。(昨今のコロナワクチンのように特例承認は別として)いずれにしても開発メーカーの体力(主に金銭的)こそが新薬開発の基礎です。近年のように後発品=ジェネリックを推奨する日本では新薬開発の体力がそがれてしまいます。基本的に新薬開発メーカーは売り上げのメインとして後発品に携わりません。作った新薬がどんどん後発品に置き換わってしまうと売り上げ、利益が飛んでしまいます。新薬開発メーカーは既存の薬(何十年もかけて開発した わが子のような薬)の売り上げ、利益から将来の新薬を開発します。
後発品メーカー(=ジェニリックメーカー)は既存の売れている製品をコピーするだけなので開発費はほぼかかりません。化学式に従ってコピーし、錠剤なら錠剤で賦形剤などを加えて錠剤という形にするだけです。開発費が要らないので利益がほとんどの薬(錠剤)が出来上がります(と言っても後発品は薬価が安いので薄利多売ですが)。最近では、市場で主要薬剤後発品の欠品問題が医療機関を悩ませているようではあります。当局が強力に後発品の市場普及を促したしわ寄せと とらえられている向きもあるようです。
もちろん患者にとって後発品は先発品より大幅に安く、患者負担が減るというメリットがあり わたくしもその恩恵にあずかることもあります。ただ、医師の間では「 ここぞという重要な場面では後発品は使えない、効果が先発品と同等ではない可能性も否定できない。」といった理由で薬の使い分けをするDRも存在するようです。
*スイッチOTCとは
スイッチOTCとは、医療用医薬品として用いられた成分が、OTC医薬品に転換(スイッチ)された医薬品のことである。主な例は解熱鎮痛剤のイブプロフェン、消炎剤のインドメタシン、生理痛用薬のイブプロフェンなど。そのほか胃腸薬、鎮痛剤、水虫薬、アレルギー用薬など、種類は幅広い。
OTCは、Over The Counterの略。OTC医薬品は、カウンター越しに販売者などの助言を受けた上で、医師の処方箋が無くとも購入できる医薬品である。全般的に医療用医薬品よりもリスクが低いとされる。
■スイッチOTCとなる基準
医療用医薬品とOTC医薬品のリスクの違いから、「長期間における使用実績がある」「副作用が比較的少なく、他の薬剤との相互作用でも重篤な副作用がない」など有効性や安全性が認可の基準となる。また、使用しやすいことや国民の要望があることなども判断基準に含まれる。なお、OTCの中でもリスクが不確定な場合や高いものは「要指導医薬品」、それより低い場合は「一般用医薬品」に分類される。このため、スイッチOTCのOTC医薬品としての期間が短い場合、リスクが不確定なため要指導医薬品として取り扱われる。
■認可の目的
近年、高騰する国民医療費の削減のため、国はセルフメディケーション(健康の自己管理)を推進している。その一つに、軽度の体調不良の場合は医薬品を効果的に使用することが含まれている。
そこで厚生労働省は、購入しやすい医薬品を増やすため、一定の条件を満たした医薬品をOTC医薬品として認可するようになった。~Answersより引用